ご記載いただきました内容ですが、当院にも同じような症状で来院される方が少なからずおられます。
「足の裏に紙が1枚くっついているようだ」「砂の上を歩いているようだ」など表現は様々ですが、いずれも足底の感覚鈍麻の症状です。歩行に大きな支障はないものの、進行してしまうのではないかとご不安になり、ご相談を受けることがあります。
脊柱管狭窄症の既往については、ある方もいればない方もおられます。
ただ、2013年の開院以来、これらの症状が進行して歩行不能になった方や、足の裏に留まらず甲や下肢全体に広がっていった方は一人もいらっしゃいません。投稿者さまも同じような状況かと推察いたします。
一方で、もし症状が広がっていくようであれば、脊柱管狭窄症などが背景にある可能性が考えられます。
つまり、進行はしないものの根本的な治療法もなく、いわゆる年齢による変化として受け止めていただく必要があります。程度の差はあれ、70歳を過ぎた頃から出現してくることが多い印象です。足底の感覚神経は脳から最も遠く離れた部位にあるため、そのようなことが影響しているのではないかと個人的には考えております。
また、感覚鈍麻がある場合、動きそのものに問題がなくても「地に足がついている感覚」が薄れるため、転倒して大きな怪我につながるリスクを伴います。従いまして、当院では履いている靴の見直しや、足のアーチ構造に不安定さがある場合にはインソールを作製してご使用いただくといった対応をしております。
当院から遠方かと存じますので、お住いの都道府県をお教えいただければ、お近くで対応可能な医療機関をお調べすることも可能です。
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