足の相談室

適切な靴とは

2025.3.16

たゆさん

女性
一般論として術後の歩行リハやその後の日常生活使用において、インソールとの併用するために適した運動靴を選ぶ際のポイントがありましたら、どうかご教示願います。
例えば
ハイカットorローカット(足首のブレ軽減を意識した方が良いのか)
ウォーキングやランニング用又はトレッキング用など(ソール硬さの剛柔や、ソールの反り返しが強めや厚底の商品について)
腫れできつくないゆったりサイズor腫れていてもぎりぎり入れば元々の着用サイズと同等(特に幅や甲高さのゆとり)
先生に綺麗にしていただいた親指を維持しつつ、歩き方や可動域のリハビリを適した靴で頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
院長

桑原 靖

靴に関しましては下記のような事項を基準にして、自身に合ったものを試着してからご購入されるのがよろしいかと思います。

① 甲の高さは人それぞれ異なるため紐かベルトで足を固定(踵が浮くと靴の力で蹴り返せない)できるものがよい
② 脱げてしまいそうな靴を履くと、無意識のうちに足指へ力が入ってしまうため足の甲まで覆われるものがよい
③ 素材が適度に伸びて通気性に優れるものを選ぶことで、足が痛くならず蒸れることも少ない
ヒールカップがしっかりと硬く、踵にフィットするものを選ぶとよいが、靴やメーカーによっても異なるため、できるだけ自分の踵と適合したものを選ぶ
⑤ 足が少したわみ前後に滑ることで衝撃を逃がすため、靴の中でのつま先の余裕は 5〜10mm 程度あるとよい
インソールが外れる構造であれば自身に適合したものと入れ替えることが可能
⑦ 置いたときに安定感があり、アウトソールの先端部分は少し浮いたデザインがよい
⑧ 靴自体でも衝撃を吸収する必要があるため、アウトソールは硬すぎず柔らかすぎず厚みがあり、デザインは左右対称であるものがよい
⑨ MP関節(指の付け根)の部分でしか曲がらない構造のものを選ぶ
⑩ ドロップ(踵と指の高低差)が 5〜10mm 程度あると踏み返し時間が少し短くなり、前に進む動きに対しては機能が上がる

歩行するときに足は左右上下前後に動くため、靴で踵・甲・足底を3つの面から固定することにより安定性が向上し、それが歩くためのサポート具として機能してくれます。

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    歩きやすい靴のポイント

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