お写真を拝見する限りでは、「腫れ」や「タコ」というよりも、粘液嚢腫というものが考えられます。
粘液嚢腫は腫瘍（できもの）とは異なり、なんらかの刺激や負担により生じた袋の中にゼリー状の粘液が溜まり、膨らんでいる状態です。

当院での治療法としては、以下の2つの方法を行っております。

【1】穿刺＋ステロイド注入
針で中の粘液を吸い出したあと、同じ針からステロイドを注入します。
再発することもありますが、数回繰り返すことで自然に消退することもあります。

【2】手術
趾ブロック（足指の付け根への麻酔注射）を行い、嚢腫の上を小さく切開して袋を取り除き、縫合します。
手術はクリニック内で行い、所要時間は約5分です。
切除した組織は念のため病理検査に提出します。
再発率は穿刺よりも低いですが、それでも経験上、約1割ほどの方に再発が見られます。