ご記載の内容からは、リスフラン関節症と診断されたとのことですが、もともとのきっかけが運動中の怪我である点や、比較的若年であることを踏まえると、「リスフラン靭帯損傷」が起点となり、そこから関節の不安定性や軟骨のすり減りが進行して「関節症」へと移行した可能性が高いように思われます。
簡単に整理しますと、
• リスフラン靭帯損傷:中足部にある靭帯が断裂・損傷することで、関節の不安定性や炎症を引き起こす状態。受傷直後はレントゲンやMRIで見逃されることもあります。
• リスフラン関節症:靭帯損傷などを契機に関節の変形や骨棘(骨のとげ)が生じ、慢性的な痛みを伴う状態です。
治療方針は現在の状態により異なりますが、骨棘が形成されている場合には、インソールで足のアーチ構造を補正しつつ、関節内への注射を行うことで、痛みの軽減が期待できます。骨棘が大きく、動作の妨げになっているような場合には、手術で削る選択肢もあります。
また、靭帯損傷が不安定性として残っている場合には、靭帯の再建術が必要となるケースもあります。
お話を伺う限り、適切な治療を選択するためには、現在の足の状態を実際に確認することが重要かと思います。一度ご来院いただければ、状態に応じた治療方針をご提案させていただきます。
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