足の相談室

リスフラン関節症の治療方針

ゆきさん

10代 女性

関東地方

はじめまして。昨年の6月に部活で怪我をし、何件か病院を受診したのですがなかなか原因が見つからず、、。今年の3月頃に4件目の病院でリスフラン関節症と診断され、リハビリに通っているのですが、回復しているように感じられません。発見が遅くなってしまったことや怪我後も普通に部活に参加していたのもあり、骨棘が生じてしまっている状態です。このような場合、こちらではどのような治療を行われているのか気になりご相談させて頂きました。
院長

桑原 靖

ご記載の内容からは、リスフラン関節症と診断されたとのことですが、もともとのきっかけが運動中の怪我である点や、比較的若年であることを踏まえると、「リスフラン靭帯損傷」が起点となり、そこから関節の不安定性や軟骨のすり減りが進行して「関節症」へと移行した可能性が高いように思われます。

簡単に整理しますと、
• リスフラン靭帯損傷:中足部にある靭帯が断裂・損傷することで、関節の不安定性や炎症を引き起こす状態。受傷直後はレントゲンやMRIで見逃されることもあります。
• リスフラン関節症:靭帯損傷などを契機に関節の変形や骨棘(骨のとげ)が生じ、慢性的な痛みを伴う状態です。

治療方針は現在の状態により異なりますが、骨棘が形成されている場合には、インソールで足のアーチ構造を補正しつつ、関節内への注射を行うことで、痛みの軽減が期待できます。骨棘が大きく、動作の妨げになっているような場合には、手術で削る選択肢もあります。

また、靭帯損傷が不安定性として残っている場合には、靭帯の再建術が必要となるケースもあります。

お話を伺う限り、適切な治療を選択するためには、現在の足の状態を実際に確認することが重要かと思います。一度ご来院いただければ、状態に応じた治療方針をご提案させていただきます。

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