足の相談室

進行する足の裏のしびれ

投稿者さん

70代 男性

九州・沖縄

足裏のしびれ・違和感でご相談します。
3年近く前に気付いた時には足裏の一部でしたが時間とともに全体に広がり、今では足裏に気泡の入った梱包材を詰め込んだ感じがあり、また夜になると足裏が焼けたような感じがあります(熱はありません)。
整形外科医のMRI画像による診断では、しびれは過去の脊柱管狭窄症手術(2013.1)に由来するもので、一部に狭窄が認められるものの再手術は必要なしと言われました。
薬を処方されましたがしびれは軽減せず10カ月で止めています。
日常生活では毎日1時間5kmのウォーキングを続けており大きな支障はありませんがしびれ・違和感は消えません。
今の放置したままでは不安があります。何か良い治療方法があればご教示をお願いします。

エディロールカプセル0.5μg
メチコパール錠500μg、
リマブロストアルファデクス錠5μg
タリージエOD錠5mg
院長

桑原 靖

ご記載いただきました内容ですが、当院にも同じような症状で来院される方が少なからずおられます。
「足の裏に紙が1枚くっついているようだ」「砂の上を歩いているようだ」など表現は様々ですが、いずれも足底の感覚鈍麻の症状です。歩行に大きな支障はないものの、進行してしまうのではないかとご不安になり、ご相談を受けることがあります。

脊柱管狭窄症の既往については、ある方もいればない方もおられます。
ただ、2013年の開院以来、これらの症状が進行して歩行不能になった方や、足の裏に留まらず甲や下肢全体に広がっていった方は一人もいらっしゃいません。投稿者さまも同じような状況かと推察いたします。
一方で、もし症状が広がっていくようであれば、脊柱管狭窄症などが背景にある可能性が考えられます。

つまり、進行はしないものの根本的な治療法もなく、いわゆる年齢による変化として受け止めていただく必要があります。程度の差はあれ、70歳を過ぎた頃から出現してくることが多い印象です。足底の感覚神経は脳から最も遠く離れた部位にあるため、そのようなことが影響しているのではないかと個人的には考えております。

また、感覚鈍麻がある場合、動きそのものに問題がなくても「地に足がついている感覚」が薄れるため、転倒して大きな怪我につながるリスクを伴います。従いまして、当院では履いている靴の見直しや、足のアーチ構造に不安定さがある場合にはインソールを作製してご使用いただくといった対応をしております。

当院から遠方かと存じますので、お住いの都道府県をお教えいただければ、お近くで対応可能な医療機関をお調べすることも可能です。

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進行する足の裏のしびれ

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