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モートン病は結果として生じているものですので、それを引き起こしている原因に対して何らかの対策を講じなければ、いくら痛み止めなどを内服したところで、改善に至る可能性は少ないです。
仮に原因がスキーブーツだけであれば、それを使用しない期間を長くすることで改善するかもしれません。ただ日常診療におきましては実際にそれだけとは考えづらく、足そのものの形状と機能、もしくは足以外のどこかが原因でおかしな歩き方をしている結果という可能性があります。詳細はこちら!
よくある原因としては下記 3つが挙げられます。
① 外反母趾や内反小趾があるため 2趾,3趾,4趾に荷重が集中してしまう
② 度を超えた扁平足であるため、3趾と4趾の間に大きな歪みが生じてしまう
③ 足関節(アキレス腱)や股関節が硬いため、無意識のうちに足の前の方に荷重が集中してしまう
①に関しては、手術で足の形を矯正するか、もしくは Tabioの外反母趾ソックスが有効です。これらにより母趾球と小趾球に荷重を乗せることができ、2,3,4趾の荷重負荷を軽減させることができます。
②に関しては、足のアーチに適合させたインソールを作製し使用していただくことで、その間は度を超えた扁平足が「なかったこと」にできます。歪みが生じなくなれば痛みの原因もなくなります。
③に関しては、ストレッチや適切な靴の使用が有効ですので試してみるとよろしいかと思います。ストレッチに関しましてはこちらを、靴に関しましてはこちらご参照ください。
ただしこれらは現在生じている痛みの治療としての効果ではなくそれをコントロールできた後に行う予防とお考えください。モートン病であっても、モートン病
治療に関しましては局所へのステロイド注射(保険診療)や体外衝撃波(自費診療)が有効ですが、前述のように、いかにして再発予防をおこなっていくのかがモートン病との上手な付き合い方となります。
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