足の相談室

レトロニキア??

sssさん

10代 男性

近畿地方

中学生の息子の足の爪のことでご相談させてください。
数ヶ月前から右足の親指の爪の根本が白っぽくなってることに気付き様子を見ていましたが、他の指の爪は伸びているのに右親指だけ伸びていません。炎症や痛みはありません。
検索をしてこちらのページを拝見し、同じような症状で投稿されている方の写真を見てうちの子もレトロニキアでほないかと思いました。
皮膚科に行ったのですが、原因を探るために血液検査をしていただいた結果、亜鉛が72で基準値以下であること、好酸球が7.4とTARCが597で高値なのでアレルギーを発症していること、LDが246なので皮膚のバリア機能が衰えていることを指摘されました。
今回の親指の爪が伸びていないのは亜鉛不足によるものなので亜鉛を補う飲み薬とアレルギー症状を抑える飲み薬を出すと言われました。
亜鉛不足が原因で親指だけに症状が出るものなのか医師に聞いたところ、「今は親指だけだけどそのうち全部伸びなくなるよ。全部伸びなくなってから薬飲む⁈」と言われたのでレトロニキアではないのかとは言い出せませんでした。
2週間後にまた来るように言われたのですが、本当に亜鉛不足によるものなのか疑念が残りモヤモヤしています。
もし違うのであれば無駄に飲み薬を飲ませたくないので、ご意見をお伺いしたいと思いご連絡させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
院長

桑原 靖

お問い合わせありがとうございます。
また、お写真もお送りいただきありがとうございました。

実際のお写真とご記載内容をあわせて拝見した限りでは、私個人としては、やはり「レトロニキア(retronychia:爪の後方陥入)」を疑います。

医学的な根拠としては、
・右足親指のみの症状であること
・「数か月伸びていない」という経過があること
・爪の根元側に白っぽい変化があること
・爪周囲に軽度の腫れがみられること
が挙げられます。

レトロニキアとは、何らかの外力(スポーツ、靴の圧迫、軽微な外傷など)をきっかけに、古い爪の下で新しい爪がうまく前に伸びられず、爪の根元方向へ食い込んでしまう状態です。

その結果、
「爪が伸びない」
「根元が白く見える」
「爪周囲が少し腫れる」
といった症状が生じます。

一方で、亜鉛不足などの全身性要因による爪の成長障害の場合、一般的には複数の爪や左右対称に変化が出ることが多く、「親指1本だけ」「数か月単位で成長停止」という経過は、個人的にはやや説明しづらい印象です。

もちろん、実際に診察をしてみないと断定はできませんし、亜鉛不足が全く無関係とは言い切れません。ただ、少なくとも現在のお写真と経過からは、私はレトロニキアを優先して考えます。

なお、典型的なレトロニキアでは痛みや強い炎症、不良肉芽を伴うこともありますが、初期段階では目立たないケースもあります。

近隣で足爪を専門的に診ている医療機関を受診されるか、もしご都合がつくようでしたら、一度当院で拝見させていただければと思います。

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