足の相談室

足裏の違和感の正体

山本さん

女性

関東地方

3年位前から左足裏の違和感があります。痺れ、張ってる感じ、だるさ、床についた時の違和感などです。夕方頃から更に酷くなり、夜は熱をもっているような感覚の時があり、冷やすと和らぎます。整形外科、整骨院、整体など通い、外反母趾、扁平足と言われました。
インソールを作ったり、靴を変えたりしましたが改善しません。改善の見込みはありますでしょうか。
院長

桑原 靖

これまで複数の医療機関や治療院を受診されたとのことですが、「足根管症候群」という診断を受けたことはございますでしょうか?
ご記載の症状と、これまで「外反母趾」「扁平足」と言われた経緯を踏まえると、足のアーチが崩れたことによる神経の障害、特に「足根管症候群」が疑われます。
「〜症候群」という言葉は、「何らかの原因によって複数の症状が連続して現れている状態」を指します。
足根管症候群においても、原因は一つに限らず、構造的な要因や過去の怪我による足根管への負荷、腫瘤性病変など多岐にわたる可能性があります。

【診断・治療の進め方】
まず、足根管内へ局所的にステロイド注射を行うことで、炎症が原因であれば症状が一時的に改善することがあり、これが診断の一助となります。

仮に症状の改善が見られれば、「足根管内で炎症が起きている」ということが確認でき、次はその原因(アーチの崩れ・腫瘤・変形など)に対して具体的な治療方針を立てていきます。

原因が可逆的(アーチの崩れなど)な場合:
 → 足の形状に合わせた医療用インソールを作製・使用することで、症状の改善が期待できます。
原因が不可逆的(神経の癒着・腫瘤・骨変形など)の場合:
 → 状況に応じて手術的治療を検討することになります。

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