足のクリニック監修治療対象疾患

爪白癬(爪水虫) つめはくせん

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 「爪の色が黒ずんでいる」「つめの表面に白い斑点がうっすらとでてきた」という方は、爪白癬になっているかもしれません。また、異様な悪臭や爪がポロポロと崩れるようになってきた際も、爪白癬の疑いがあります。
爪白癬になっても痒みや痛みなどはありませんが、衛生的にきちんと治療をしておいたほうがよいでしょう。

爪白癬は急に発症するのではなく、長い間、足が白癬菌という真菌(カビの一種)に感染していた方が爪にも感染して爪白癬になっているということがほとんどです。また、足白癬が治ったとしても爪白癬は治りづらく残存することが多いため、治療を中断してしまう方が多いようです。
今まで爪白癬治療は 1年以上の内服治療もしくは外用薬の塗布が主流でしたが、内服薬は副作用の観点から定期的な採血が必要であり高齢者への使用は避けられてきました。一方で副作用のない外用薬は治癒率が 15%程度と課題が残されていました。
しかし最近では新しい爪白癬専用の内服薬が認可され、1日 1回の服用を 3ヶ月間続けることで飛躍的な治療効果(完全治癒率が 60%、有効率が 95%)を実現しています。
循環器系の疾患や免疫低下があるなど、慢性的な病気がある人は特に爪白癬に弱くなると言われています。
また爪白癬と似たもので爪カンジダ症というものがあります。爪カンジダ症に対して爪白癬治療薬の使用は効果が少ないため、これを疑った際には治療薬の変更が必要となってきます。
早期に受診し、治療することで、短期間で完治する可能性が高くなりますので、疑いがあれば専門機関を受診しましょう。

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