足のクリニック監修治療対象疾患

中足骨骨頭部痛 ちゅうそくこつこっとうぶつう

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「足の趾の付け根が痛い」というが多く、母趾(親ゆび)ではなく2趾(人差しゆび)の付け根に慢性的な痛みが生じます。靴底の薄いペタンコな靴や、つま先に負担がかかるヒールの高い靴などを履いているとよく現れる症状で、胼胝(タコ)や鶏眼(ウオノメ)を併発していることが多いです。

ほとんどの原因は外反母趾を始めとした母趾(親ゆび)の機能不全により母趾での踏み返し動作がしっかりできず、母趾よりも2趾にかかる負荷が大きいために痛みが出ます。母趾の中足骨頭は2趾の2倍程度の大きさがあり、通常はここへ全体重がかかりながら踏み返しを行っていますが、これができない場合は隣の小さな2趾で踏み返さざるを得ないため、母趾と比べ何倍もの負荷がかかってしまうことになります。

2趾への負荷がかかりすぎると足底(足の裏)側の関節膜(plantar plate)が断裂してしまい、趾の付け根の関節が脱臼します。これは重度な外反母趾の方によくみられ、母趾の脱臼により支えがなくなることで、母趾だけでなく2趾にも脱臼が生じています。

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    母趾変形のないもの

  • 外反母趾に伴うもの

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