足のクリニック監修治療対象疾患

外反母趾 がいはんぼし

外反母趾は趾(ゆび)が原因なのではなく、足の骨格的な異常(遺伝、他疾患も含む)・ゆがみが原因で、足の全体構造が崩れてしまい、結果、母趾(親ゆび)が「くの字」に曲がってしまう病気です。悪化すると、極端に弯曲し、付け根の骨が外に突き出てきます。
原因は母趾ではないので、まずは足のどこが悪いのかを見直す必要があります。単に市販の矯正グッズの使用やテーピングなどによる固定などを行なうのみでは根本的な解決には至りません。

治療の基本は、軽度の場合、医療用インソール(足底装具)による足の全体構造の補正と、歩行機能訓練が中心となります。 変形が進行した母趾に対しては、必要に応じて矯正手術を行います。

足のクリニックの医師が行う外反母趾の手術は、入院が必要となりますが、両足同時に手術を行っても、翌日から歩行は可能で、術後はギブスなどの固定もなく、通常の靴を履くことができます。日常生活の制限は多くありません。手術に使用するインプラントは骨に吸収されますので、後に抜く手術も必要ありません。(※ 足の状態や執刀医により異なります。)
手術後母趾の変形が改善されてしっかりと踏み返しができるようになると、正しく歩くことが可能となり様々な足トラブル回避にもつながります。

*外反母趾の原因と手術法の詳細はこちらをご参考ください
*両足を手術した場合でも、歩行が可能となった時点で退院ができます。入院期間は経過、状態にもよりますので、お気軽にご相談ください。手術翌日から歩行のリハビリを行います。詳しくは足のクリニックまでお問い合わせください。

  • 術前

    手術前

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    手術後

  • 術前

    手術前レントゲン

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    手術後レントゲン

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