足のクリニック監修治療対象疾患

三角骨障害 さんかくこつしょうがい

「つま先立ちをすると足の後ろが痛い、水泳のバタ足が痛い」という症状の病気です。足の関節のうしろ側やアキレス腱の部分に痛みが出て、水泳、バレエ、サッカーなどのスポーツをしている人が、運動中や運動後に痛みを感じることが多いです。
三角骨は10人に1人くらいの割合で存在する距骨の後ろあたりにある小さな骨で、足の全体構造には意味をなさない骨(過剰骨)です。
レントゲンでたまたま見つかることが多く、通常は無症状で経過する為、三角骨があったとしても特に問題はありません。しかし、バレエや水泳選手など、過度に足首を伸ばすような動作(足関節底屈といいます)を行なう方は三角骨に炎症を起こすことがあります。悪化すると、足首が腫れ、痛みが足全体に生じることもあります。
最近では水泳のオリンピック選手が摘出手術を受けたことで有名になりました。

痛みが強く、腫れている場合は、足関節の中に水が溜まっていることもあります。炎症を抑えるステロイドなどの注射をし、腫れや炎症が治るまで負荷がかからない程度にスポーツを制限する必要があります。

炎症を繰り返す場合は摘出手術を選択する必要があるかと思います。痛みがある場合は早めにご相談ください。

  • 画像の説明は空白でもOKです

足のクリニック監修 治療対象疾患一覧