足のクリニック監修治療対象疾患

後脛骨筋の障害 こうけいこつきんのしょうがい

後脛骨筋に負担がかかり過ぎると「足の内側が腫れて痛い」もしくは「ふくらはぎが夜間につる」などの症状がでます。
後脛骨筋は筋肉と腱からなっており、筋肉はふくらはぎの奥から始まって、腱になりながら足へ向かいます。腱は内果(うちくるぶし)の下の腱の通り道(ストローのよう)である腱鞘(けんしょう)を通って、足の内側の骨(舟状骨)に付着します。この筋肉は足のアーチを引き上げる役目があるのですが、扁平足の方はその力に負けずと足が崩れようとします。このとき後脛骨筋はもっと強くアーチを引き上げようと一日中働いてしまい、結果として、足の内側で腱鞘炎を起こしたり、ふくらはぎの筋肉そのものが疲れて夜間につることもあります。
扁平足に次いで後脛骨筋腱の障害を起こしやすいのは、肥満の方や、高齢の女性、また後脛骨筋への衝撃や負担が大きいスポーツ(ランニングやハイキング、登山など)をされている方です。

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