足のクリニック監修治療対象疾患
角質の肥厚 かくしつのひこう
胼胝 たこ
鶏眼 けいがん / 魚の目 うおのめ
疣贅 ゆうぜい / ウィルス性イボ
いずれも皮膚の角質が異常に増えてしまう病気で、悩んでいる方はとても多いのですが、原因や治療はそれぞれ異なります。 胼胝(タコ)は比較的面積の大きな力が面として足の一部分に集中してしまうことで生じるもので、スポーツなどで手にできるマメのようなものです。一方、鶏眼(ケイガン、ウオノメ)は面積の小さな力が点として一部分に集中し、かつ歩行時の捻れの力が加わることで固い芯ができてしまいます。芯は足の中に食い込んでいき、神経を圧迫することで痛みがでてきます。
歩き方の改善や、靴の見直し、インソールの使用などで改善が見込めますが、足の変形が原因で生じている胼胝や鶏眼は治療が難しいことも多く、足の変形に対する治療が必要となります。
疣贅(イボ)はウィルス感染によるもので、銭湯やスポーツジムなど裸足で足拭きマットを共有利用する施設や、子供の場合は、プールなどで移ってくることが多い病気です。痛みはありませんが、イボのウィルスは血管を引っ張りながら増殖するため、削ると容易に出血してしまいます。また、ウイルスが原因なので、家族間や兄弟で感染してしまうケースもあります。
通常は液体窒素による凍結治療や漢方薬の内服などで治療を行います。液体窒素治療の場合は人により痛みが強く出ることもあるのですが、広範囲や深い場合は何度かこの治療を繰り返す必要があります。なかなか治らない場合、足のクリニックでは外科的切除をすることもあります。
感染が確認できたら、完治するまでは、タオルやマットの共有は避けましょう。