足のクリニック監修治療対象疾患
ガングリオン
「固いゴムのようなもの」が足にでき、それ自体は痛くないのですが、大きくなり押したときに近くの神経が圧迫されると痺れや痛みを感じます。
ガングリオンは腱や関節へ継続的に圧力が加わったり、怪我などの外傷で関節へ強い負担がかかることで発症することが多く、腱鞘という腱の通り道からできるものと、関節からできるものと2種類あります。いずれも袋状のものの中に透明なゼリー状の液体が溜まっていて、これ自体は良性で針を刺して中身を吸い出すことで確認はできますが、全て吸い出してもそれだけで治ることはあまりありません。中身を吸い出した後、少量のステロイドを袋の中に注入することで、袋の内側どうしが癒着してなくなることが期待できます。
関節付近にできているガングリオンは、関節の中とトンネル状につながっているので、ステロイドが効かないことも多く、この場合は手術で袋を全て取り出し、トンネルの部分も塞ぐことで根治的に治すことができます。
また、関節そのものに負荷がかかってガングリオンを生じている場合は、その原因を考え対処することも大事になってきます。
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発生機序
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好発部位