足のクリニック監修治療対象疾患
痛風発作 つうふうほっさ
痛風は尿酸の結晶が関節内にたまることで、激しい痛みを生じます。通常尿酸は尿の中に溶け込んで排泄されますが、排泄されずに関節内に入り込んでくっついてしまい、これが剥がれ落ちるときに強い炎症が起こります。
まずは、血中の尿酸値を下げるための治療が重要となりますが、痛風発作時の激痛に対しては痛み止めの内服よりも炎症を抑えるステロイドの関節腔内注射が著効します。痛み発作の7割が母趾に起こると言われており、母趾は歩行時の負荷が非常に高いことも考えると、やはり足に適した靴の選択は発作を予防するうえでも重要です。
また足関節や膝関節にも発症しますが、まれにアキレス腱にも痛風発作を起こす場合があります。痛みが頻発するようであれば、医療機関の受診をおすすめします。